5月22日23日、長浜ドームで関西小学生大会が開催されました。
佐保山テニスクラブからの参加者は、慶歩君・佑君・光輝君です。
3人出場できましたが、全員1回戦負けでした。
3人とも共通して言えるのは、大切なポイントを取れないということでした。
当たり前のことですが、強い選手は大切なポイントでしっかりポイントを取ってきます。
ポイントの取り方はどんな取り方でもいいと思います。
絶対欲しいポイントで
・一発エースをねらう選手
・何が何でも粘り倒す選手
・今まで使っていない作戦を隠し持っていて使う選手
・自分の一番得意なパターンを使う選手
・それまでの試合を冷静に分析して一番成功確率の高い作戦を使う選手
・ネットへ行ってプレッシャーをかける選手
・相手の選手の弱点を狙う選手
挙げるともっとあると思いますが、強い選手は、大切なその時に適した行動をとれること。
その時にその作戦を冷静に遂行できること。
成功した時に盛り上がり、次のポイントで、更に相手の動揺につけこむこと。
失敗したとしても、次のポイントに引きずらないこと。
流れが悪くなれば、間を取って冷静さを取り戻すこと。
などができているように感じます。
佐保山テニスクラブのジュニア達は、試合運びの部分が少し悪いと思いました。
ポイントを連続で取って流れがいい時は、相手が時間を取り流れがいい間のポイント数を抑えられる。
流れが悪い時は、焦ってすぐにポイントを進めどんどんポイントを連続して失っていく。
この二つが強い選手との一番の違いだと思いました。
テニスのショットの優劣や身体能力ではない部分の成長が足りないと感じました。
強くて勝つ選手を表現する時に
・勝負強い
・試合巧者
・賢い
・なんか知らんけど勝つ
・やりにくい
・運がいい
・(その人と戦えば)調子が悪くなる
・(その人と戦えば)イライラする
・(その人と戦えば)何もできずに終わった
こういった表現が出てくる場合があります。
佐保山テニスクラブのジュニアもこういった表現が当てはまるプレイヤーになっていかなければいけないと思います。
今後は、その部分を強化していくことが大切だと思います。
私にとっては、テニスを教えるよりそちらの方が難しいですね。
その部分を身に付けるために、いろいろな手段があると思いますが、練習に一層工夫しなければいけないと思いました。
ただ一つ言えることは、試合経験が豊富な人が圧倒的に有利だということです。
優勝する選手は、1大会で5~6試合できます。
1回戦負けする選手は、1大会で1試合です。
勝てない選手の方がたくさんの試合をまわらないといけないのです。
この部分はテニスクラブ側で行うには限界があるので、各個人で積極的にいろんな大会に出場して経験を積んで欲しいと思いました。
吉野浩史